車種別概要
ホンダ・シビック タイプR
(Responseより画像引用)
エンジンスペックは最大出力320ps、最大トルクは40.8kgmとなっています。スペックを各社のCセグホットハッチと比較してみます(最高出力の高い順)。
・Mercedes-AMG A45 4MATIC(381ps、48.4kgm、720万円~)
・BMW M140i(340ps、51.1kgm、590万円)
・スバル WRX STI(308ps、43,0kgm、379万円~)
・Audi S3(290ps、38.8kgm、606万円~)
・Volkswagen Golf R(280ps、38.7kgm、539万円~)
・Renault Megane R.S. 273(273ps、36.7kgm、399万円~)
・Peugeot 308 GTi(270ps、33.7kgm、436万円~)
※参考:新型Megane R.S.(300ps)
比較してみると、シビックタイプRは最大出力ではWRX STIを超え、国産で最も高出力のホットハッチとなることが分かります。このスペックならば、本場欧州のホットハッチに十分対抗できると言えます。あとは価格が500万円程度に抑えられているといいのですが。
レクサス・LS500h
(Responseより画像引用)
自動操舵で衝突回避支援するプリクラッシュセーフティを世界で初めて装備したようです。「レクサスCoDrive」ではウインカー操作で自動車線変更ができるようですが、Mercedes-Benz E-ClassやBMW 5seriesなどでも搭載されている機能で、特に目新しさはないですね。「ドライバーの運転意図と協調した操舵制御」というのがどういうものか分からないですが、セールスポイントにはならないでしょう。
国産のラグジュアリーセダンがようやくフルモデルチェンジを遂げ、Mercedes-Benz S-Class、BMW 7seriesなどにようやく対抗できる準備ができました。北米・欧州市場でどれだけ受け入れられるのか期待しています。本気で立ち向かうならプラグインハイブリッドは必須だと思いますので、プラグインモデルもできるだけ早く発売してほしいところですね。
Volkswagen Sedric
(Responseより画像引用)
ステアリングやアクセルペダルなど、運転装置が何もない自動運転(レベル4以上)のコンセプトカーです。見た目は非常にフレンドリーな印象で、ラグジュアリー感よりも可愛さを重視したインテリア、エクステリアとなっています。
Audi Q8 Concept
(Responseより画像引用)
AUTOCAR JAPANによると、Audi Q8は48Vシステムを搭載するようです。おそらく、Audi SQ7(日本未導入)と同じシステムと考えられます。Q8はQ7と同等サイズとのことですが、SQ7とどう棲み分けられるのでしょうか。
Infinity Q50
(CarWatchより画像引用)
セレナに搭載されたプロパイロットがInfinity Q50にも搭載されるようです。このクラスの車で単眼カメラのみのADASシステムはMercedes(デュアルカメラ+ミリ波レーダ)やBMWと比べると、性能的に見劣りします。特に、単眼カメラのみのシステムの場合、雨の日はシステムが動作しない可能性が高いです。動作不良となった場合、Infinityのブランドイメージを大きく悪くすると思うのですが…。日産はなぜこの単眼カメラのシステムにここまで自信を持てるのか、はっきり言って謎です。
スバルXV
(CarWatchより画像引用)
新型インプレッサのリアデザインと同じで、初代XVと比べるとデザインが非常に引き締まった印象です。標準装備のステレオカメラに加えて、「ルームミラー一体型の単眼カメラ」を搭載しているようです。これにより、ハイビームアシスト機能が追加されます。ステレオカメラ+単眼カメラというシステムは完全に無駄ですが、これ以上ステレオカメラに仕事をさせるのは開発リソース的に厳しかったのでしょう。単眼カメラはToyota Safety Sense Cにも採用されているContinental製でしょうか。デンソーや日立AMSの可能性もありますね。チップはやはりMobileyeでしょうかね。
まとめ
今日時点で発表されている車種をまとめました。国産ホットハッチのシビックタイプR、久しぶりのフルモデルチェンジのLC500h、新型XVで北米市場でさらに販売拡大を狙うスバル、国産メーカの飛躍に期待しましょう。