普通の人間が普通のことを書くブログ

日記、自動車関係、カーシェアリングを中心に思ったことをつらつらと書きます。

結婚に向いてないな、と思う時

先日の踊るさんま御殿を見た感想。番組中のマナカナ三倉佳奈さん(結婚していない方、茉奈さんは結婚済み)の発言に深く共感した。

佳奈さんは料理が上手く、茉奈さんの家によく遊びに行って料理をしたり、茉奈さんの子どもの世話のお手伝いをする。佳奈さんは、遊びに行っているその時は子どもの世話するのは楽しいと思うようなのだが、遊び終わり自宅で一人暮らしの生活に帰ると「あぁ…一人ってなんて楽なんだ」と思うのだそうだ。

自分も同じ事を思った事がある。嫁さんの友人が子どもを連れて自宅に来ることがたまにあり、その際、自分はその子の遊び相手役をやることが多い。とても素直な子で、一緒に遊ぶ事はその時は楽しい。だけど、嫁さんの友人が帰るとき、内心では「やっと帰ってくれる…」と思ってしまう。

これが自分の子どもだったらどうか?自分の子どもなので当然いつまで経っても家にいる。子どもが寝るまでは自分一人でゆっくりしていられる時間などほとんどなくなる。今は自分は子どもがいないけど、将来子どもが産まれることを考えると、どちらかというと暗い未来しか見えない。

こんな事を思いながら惰性的に子作りに励むのは良くないと思うが、嫁さんにはこの気持ちを伝える気もない。まあ、子どもが生まれたら人が変わるって言うし、何とかなるでしょうと言い聞かせながら(自己暗示をかけるように)日々生活している。

 

日本の駐車場の問題点

Google Mapsで駐車場を見つけやすくなった(アメリカとヨーロッパのみ) – TechCrunch Japan

タイトルの件、一言で言えば、統一的なデータベースがないこと、である。

タイムズ、三井のリパーク、akippaなど、みんなバラバラで独自のデータベースを持っている。ユーザはそれぞれのアプリをスマホにインストールし、空いている駐車場を探す。空いている駐車場はすぐに見つかるが、果たしてこの駐車場は安いのか?というところまで調べようと思うと数分を要してしまう。

akippaはトヨタと連携してトヨタスマホナビで駐車場検索できるようになっているが、akippaの駐車場なんてまだまだ数が少なくて全く使い物にならない。Google Mapですべての駐車場データが見れるようになれば駐車場稼働率も上がる気がするが、どこか日本の会社で動こうとしているところはないのか?

 

以下、上記の記事を読んだ感想。まとまりがないことをあらかじめ断っておく。

おそらく、GoogleはParkopediaの駐車場データベースをGoogle Mapsに取り込んだのだと推測する。

Parkopediaは、世界75ヶ国、6000都市、5000万件の駐車場に関するデータを提供している。欧米の駐車場を中心にデータベース化されているが、中国を除くアジア圏は対応していなかった。このような状況で、昨年のTU Automotiveという自動車関連のカンファレンスの場で、日本と韓国の駐車場に対応していく事が発表された。しかし、2017年8月末時点では未だにParkopediaでの検索には対応していない。もう少し待てば対応されるのかもしれないが、個人的には期待していない。

マルチモーダルの経路探索アプリもそうだ。A→Bに移動する時に、電車を使うのがいいか、車を使うのがいいか、はたまた飛行機?自転車?というのを調べたい時、日本のアプリだと車を使う場合の所要時間や費用が分からない。飛行機や公共交通の横断的な検索機能は優れていると思うが、車(自家用車、カーシェアリング)が絡むと途端にダメだ。このあたりはフランスなどのカーシェアが進んでいる国のアプリが良くできているのではないかと思うが、試したことが無いからよくわからない。

なぜこうなるのか?あらゆる会社、業界がクローズドだから?それは、データを共有することのメリットデメリットが見えていないから?このままだと日本の交通インフラはいつまで経っても進化しない。何か対策はないか。。

近況報告

9月頭まで仕事が立て込んでおり、プライベートでやりたいことがなかなか進まない。やりたいことは以下。

  • バイクの売却もしくは車検(新規)の手続きをやる。売却の場合は次に買うバイクを検討する。かれこれ一年以上先延ばしにしているが、今度こそやるぞ。次に買うバイクは125の予定。
  • 約4TBのデータバックアップ先の検討。Amazon cloud drive US版が容量無制限ではなくなったのは痛いなぁ。まだ契約期間は3ヶ月くらい残っているが今のうちに検討しておきたい。地震などの天災で自宅が潰れることを想定し、バックアップ先はクラウドもしくは実家。実家の場合はHDDをハンドキャリーで運ぶことになるが、すぐにHDDがぶっ壊れそう。あとは半年に一回くらいしか実家に帰れないので、バックアップも半年に一回しかできない。どうしたらいいものか。
  • Nintendo switch欲しい。
  • PS4PS VR欲しい。
  • 年末に行く予定の旅行計画立案。奥さんの要望で、多分ディズニーランドに行くことになるでしょう。
  • あとなんかやることあった気がするけど、思い出したらまた書く。

2017年泉南・光と音の夢花火を見た感想

  • 入場時の荷物チェック、ボディチェックが意外に厳重。阪神甲子園球場に行くノリでバレへんやろ、と思ってアルコール類を持っていくのは間違い。カバンの隅々まで調べられる。公式では飲食物持ち込み禁止になっているが、水筒やペットボトルの持ち込みは問題なさそう。アルコール類やカン、ビン類は持ち込み禁止。
  • 砂浜に座って見ることになるのでシートは必須。今思えば、砂浜に降りるところの階段で見るのが一番綺麗に見えたように思う。
  • 20時打ち上げ開始のはずが、15分遅れでスタート。にも関わらず、定刻の21時で終了。1時間あるように見せかけて、実質45分で終わるのは詐欺では?また、開始、終了時ともにアナウンスは無し。
  • 花火の裏でBGMが流れるが、花火との一体感はほとんどなし。
  • 遠目に見えた、りんくうの花火大会の方が綺麗に見えた。来年はりんくうの方に行く。
  • フェスとの併催、泉南という地域柄のせいかウェーイな人の割合が高い。自分はこういうところに慣れていないので非常に疲れた。
  • レーザーなんて花火中に使われていなかったような。最先端のテクノロジー?どこが?って感じでした。
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  • 2000円の有料席で花火を見たが、払う価値はないと思う。
  • 帰りは泉佐野から難波までラピートで移動。とても快適でした。ネットで座席予約すると、スーパーシートも通常の指定席の価格で座れる。ヒョウ柄のシートには驚いた。
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  • 南海線・樽井駅(難波方面)の臨時車両が21時45分発だったが、あと20分早くても良かったのでは。あと、樽井駅はホームから人が溢れており、入場制限すべきだったと思う。

マルチ商法(ニューウエイズ)に引っかかりかけた話

マルチ商法にひっかかったフリを2ヶ月ほど続けてみた。 - 暮らしの書 http://gnbl.biz/education/multi_business/

上記記事を読んで、自分も過去にマルチ商法に引っかかりかけたことがあったことを思い出した。以下自分の実体験を記録に残すことを目的として、自分がマルチ商法勧誘された2013年中旬から年末にかけての出来事をなるべく具体的に書こうと思う。しかし、当時から4年が経過し、記憶があやふやな部分がかなりあり、不明確な記載があることをあらかじめ断っておく。

当時の私の状況と、一人の女性との出会い

当時の私(24歳)は新入社員のサラリーマンとして大阪市内の会社で働いていた。出身・大学ともに大阪とは縁もゆかりもないが、気付けば大阪で働くことになっていた。当時、私は彼女はおらず、彼女いない歴=12年だ(小学生以来彼女無し)。小学生時代こそ、足が速いという理由で多少はモテていたものの、中高大と一切出会いがなかった。そんな私でも、会社に入ると同期や先輩に合コンに誘われる機会が増え、少しずつ女性と話すことに楽しさを感じられるようになってきた。しかし、3回ほど合コンに参加したものの女性と二人で会うまでには至らなかった。それを心配した会社の先輩から一人の女性(以下、Aさん)を紹介してもらった。先輩曰く、顔はまあまあ綺麗、年齢は30歳とのことで、二人で会いたいとAさんの方は思っていたようだった。私は30歳という年齢に躊躇いはあったものの、一度くらいあってみても良いかと、軽い気持ちで会うことにした。

2013年夏の土曜日夕方、私は阪急梅田の紀伊國屋書店前(梅田の定番の待ち合わせスポット)でAさんと待ち合わせをすることになっていた。実際に会ってみると、年齢相応ではあるものの確かに美人と呼べる容姿だった。この日のことは今はあまり覚えていないのだが、カフェで軽く話(出身や趣味など当たり障りのない話)をして解散したと思う。

このAさんが後に私をマルチ商法に誘うことになるわけだが、当時の私はそんなことになるとは全く思わず、美人女性とデート出来たことをただ嬉しく思い、浮かれていた。

3度目のデート

2度目のデートの記憶が全くないので詳細は割愛する。多分適当にご飯を食べて終わったと思う。

Aさんとは主にLINEでやりとりをしていた。当時のLINEの記録が残っていれば良かったのだが、スマホの機種変更でデータが消えてしまったので、記憶を頼りに詳細を記す。

3回目のデートで、今までしていなかったお互いの仕事の話になった。Aさんがどんな仕事をしていたか今では全く記憶に無いのだが、Aさんはフルタイムの仕事のほかに、副業をやっていると話し始めた。

「どんな副業をやっているの?」と私は聞いてみた。Aさんから明確な答えはなかったが、興味があるなら一度副業の話を聞いてみる?と誘われた。ここで私は初めて、Aさんはちょっと怪しいな、と感じた。私はその場で回答はせずうやむやにしたが、Aさんは「副業に興味があるなら『金持ち父さん貧乏父さん』を読んでみて」と一冊の本を勧めてきた。何じゃその本は?と思ったが、今後のAさんとの話題作りのためにも読んでみようと思った。(この時はまだAさんとはワンチャンあるかも、と思っていた。)

私は自宅に帰り、『金持ち父さん貧乏父さん』についてAmazonで調べてみた。レビューなどを読み、「よく分からんけど、資産運用の話が書いてあるのか」「2000年出版か、かなり古い本なんだな」と思った。社会人1年目だし、資産運用の勉強はやっておく必要はあるかなと思ったが、1700円(新品)も金を出すのは勿体無く感じ、マケプレの1円の中古本をポチッた。

「勧められた本買ってみました!」とテンション高めでAさんに報告したが、内心はAさんをかなり疑っていた。なぜ自分のような普通の人間、女性の扱いもうまくない人間と3回もデートしたのか?副業の話といい、やはり何か裏があるはずだ。ワンチャンの望みや付き合う可能性はほぼないだろう。じゃあ、どんな裏があるのかもう少し深掘りしてみよう、と興味の対象をAさん自身からAさんの副業に変え、Aさんに「副業に興味がある」と伝えた。

そうすると、Aさんから副業の説明会へ参加する前に一人の男性に会ってほしいと言われた。その男性はAさんに副業を教えてくれた人で、言わば師匠のような存在とのこと。副業の説明会に行く前に色々話を聞いておくといいと思う、という怪しい提案に乗っかり、その男性と連絡を取ることにした。

その男性は通称ハーマンさんと呼ばれている人物だ。ハーマンさんは30代半ばで、通算3回ほど2人で話をしたことがあるが、見た目や話した感じは非常に人当たりのよい人物という印象だった。ハーマンさんとは副業の話よりも、何のために仕事をしているのか?今の仕事は自分のやりたいことに繋がっているのか?そもそも自分のやりたいことはなにか?など、社会人一年目の自分にとっては哲学的とも思える話をたくさんした。

そんなこんなでAさんの副業の師匠であるハーマンさんとも出会い、『金持ち父さん貧乏父さん』も一通り読み、副業の説明会には万全の状況で望むこととなった。

副業の説明会

説明会の会場がどこだったか覚えていないが、会場は100人ほどが入るスペースだったと思う。私は新入りということで、最前列に座らされた。説明をするのは50代くらいの女性だったが、この副業を始めた時はミキハウスで働いていた、とか人との繋がりを大事にし、今となっては副業が本業になったみたいな話をされた。人との繋がりが大事という点は同意するが、他の話はどうでも良いものばかりだった。

この副業に参加するには、まず10万円分の商品を買うことからスタートするとのことだった。この商品を色々な人に紹介していき、可能であればビジネスの勉強会にも参加してもらうようにするとのことだ。ここで初めて分かったが、この会は副業の説明会ではなく、建前上はビジネス勉強会なのだ。それを副業の説明会とあえて私に言ったAさんは何を考えているんだろう、と思ったのだが、多分何も考えてなかったのだろう。

この説明は2時間ほどで終了した。缶詰めにされて洗脳みたいなものが始まるのかと思っていたが、案外あっけなかった。そして、実際に扱っている商品を見ることになり、西梅田ニューウエイズショールームへ移動することになった。私はここで初めてニューウエイズを知ることとなり、Aさん=ニューウエイズ勧誘者ということが分かった。

シャンプーやリンスなど色々な商品説明をされた。「質の悪いシャンプーを使うと頭皮からその成分が体に吸収され、妊婦の場合羊水からシャンプーの匂いがして胎児に悪影響がある(彼らの言葉で言う”経皮毒”)。でも、ニューウエイズの商品はオーガニックなので大丈夫」とかそんなことを言われた。適当な事言いやがって、と突っ込みを入れたくなったが、突っ込んで話を広げると面倒なことになりそうなので黙って聞いておいた。

1時間ほど説明を聞かされ、説明会は解散となった。Aさんから副業に参加するのか聞かれることはなかったが、その後、Aさんからネットワークビジネスの勉強会の勧誘をされ、私は興味本位で再び説明を聞くことにした。

ネットワークビジネスの勉強会

AさんとJR大阪環状線・福島駅前で待ち合わせをし、新梅田研修センターという貸し会議場まで二人で歩いていった。会場に着くと、Aさん経由で受付をパスし、「新入り」として説明会に参加することとなった。

説明会会場は約200人ほどが収容できる広さの会議室で、机と椅子が整然と並べられていた。私が到着した頃には、席はすでに8割ほど埋まっていた。こんなに沢山人がいるとは事前に知らされていなかったため、私は驚いた。そして、会場内が異様なほど喋り声でうるさい。会場にいる全員が喋っているのではと思えるほどの声量だ。「なんだこれは?説明会にこんなに人が集まるのか?みんな何者なんだ?」

Aさんに席を案内され、私(新入り)は最前列に座ることになった。隣には紹介者のAさんが座る。新入りは私の他に7、8名ほどおり、男女比は半々、年齢は全員20代~30代前半くらいだったと思う。見た目だけの第一印象だが、自分と同じでみんなおとなしめの人ばかりだった。

説明が始まるまで20分ほど時間があることもあり、Aさんのもとに数名の人物が挨拶をしにきた。そして、Aさん経由で私を紹介してもらった。ハーマンさんと同じでみんな人当たりが良かった。

そして、いよいよ説明会が始まった。講師は副業で儲けている、ヒエラルキーのトップにいる人物数名だ。自分のランク(プラチナとかダイヤモンドとか言ってた気がする)、なぜ副業を始めたか、目的は何か(周りの人や社会にどう貢献するか)、副業を通じた人との繋がりの大切さなどをかなり高いテンションで次々と説明していた。

異様さを感じたのは、すでに副業に参加している既存メンバーのリアクションの大きさだ。客観的に話を聞くと「ふーん」程度の内容なのだが、「おおーーー!!」「なるほどーー!!」などとわざとらしく大きな声を出し、大げさにリアクションする。お前ら話の内容なんか一つも聞いてないだろ、大げさにリアクションする自分に酔っているだけだろ、などと思いつつ私はノーリアクションで話を聞いていた。

そして、新入りメンバーの自己紹介コーナーが始まった。私は自己紹介があるとは事前に知らされていなかったため、かなり動揺した。内容は先ほど講師が話したような内容でいいとのことだが、何も言うことが思い浮かばない。「○○(自分の名前)です!本日はAさんの紹介で参加させていただきました!よろしくお願いします!」などと一切内容のない自己紹介をテンション高めで言っておいた。

自己紹介が終わると休憩時間になり、休憩時間中もAさんが知り合いに私を紹介するために色々なメンバーと話をした。可愛い女性も結構たくさんいて、色んな人が参加しているんだなあ、と思ったのを覚えている。可愛いというのはネットワークビジネスで大きな強みになるよなあ、人生イージーモードでいいなあ。

そして後半戦がスタート。ほとんど話の記憶がないのだが、前半と同じような話が繰り返されていたように思う。

説明会は解散となり、「聞いてみてどう?」とAさんから聞かれた。Aさんが聞きたかったのはネットワークビジネスに参加するか?しないか?ということだと思ったが、「人との繋がりは確かに大事ですよね。自分はそんなに交友関係が広くないので羨ましいです」などと適当に答えておいた。クソみたいな商品に10万円も金を出すわけがない。

勉強会その2

この説明会の後からAさんにはそっけない態度を取るようにしていたので、向こうから連絡をすることはなくなるかな?と思ったが、懲りないAさんは再び連絡をしてきた。Aさんの知り合いメンバー同士で勉強会をやるから来ない?とのこと。正直面倒臭かったので無視しようかと思ったが、前の勉強会にいた可愛い女の子がいるかも、と思い参加することにした。

場所はグランフロント北館1階のカフェだったと思う。仕事終わりに参加してみたが、可愛い女の子はいなかった。すぐに帰ろうかと思ったが、適当に話を合わせてその場をやりすごした。

そんなこんなで22時を過ぎる頃、ようやく解散となった。Aさんからメモを取るようにとか色々言われたが、「はい、次はそうします」とか適当な返事をしておいた。そして、金輪際Aさんと会うのをやめ、LINEは全て既読スルーした。こうして、Aさんやニューウエイズと私の関係は終わった。

ニューウエイズの現在

現在、ニューウエイズは社名を変え、モデーアという名前で細々と活動しているようである。ハーマンさんは今も活動しているのだろうか。ハーマンさんのブログを見てみると今も生きているのは間違いなさそう。ブログは食べ物の写真ばかりだが、毎日更新されている。

調べていて思い出したが、50代くらいのトップの女性は通称みんみんさんと呼ばれる人だった。一度だけ直接話したことがあった。淀川花火が見える福島のタワーマンションに住んでいるようだが、もしかするとBMWディーラーの隣のマンションかな?あのあたりでは一番高いマンションのはず。

最後に

長文を最後までお読みいただきありがとうございました。私が体験したマルチ商法の勧誘はかなり優しいものだったと思いますが、中には恐喝的な勧誘をする人もいると聞きます。久しぶりの友人からの連絡、美人な女性からのお誘いの連絡など、怪しいと思ったら反応してはいけません。皆様もお気をつけください。以上です。

 

ジュネーブモーターショー2017まとめ その1

車種別概要

ホンダ・シビック タイプR

civic_type_r.jpg 

(Responseより画像引用

エンジンスペックは最大出力320ps、最大トルクは40.8kgmとなっています。スペックを各社のCセグホットハッチと比較してみます(最高出力の高い順)。

Mercedes-AMG A45 4MATIC(381ps、48.4kgm、720万円~)

BMW M140i(340ps、51.1kgm、590万円)

スバル WRX STI(308ps、43,0kgm、379万円~)

Audi S3(290ps、38.8kgm、606万円~)

Volkswagen Golf R(280ps、38.7kgm、539万円~)

Renault Megane R.S. 273(273ps、36.7kgm、399万円~)

Peugeot 308 GTi(270ps、33.7kgm、436万円~)

※参考:新型Megane R.S.(300ps)

比較してみると、シビックタイプRは最大出力ではWRX STIを超え、国産で最も高出力のホットハッチとなることが分かります。このスペックならば、本場欧州のホットハッチに十分対抗できると言えます。あとは価格が500万円程度に抑えられているといいのですが。

レクサス・LS500h

ls500h.jpg

Responseより画像引用)

自動操舵で衝突回避支援するプリクラッシュセーフティを世界で初めて装備したようです。「レクサスCoDrive」ではウインカー操作で自動車線変更ができるようですが、Mercedes-Benz E-ClassやBMW 5seriesなどでも搭載されている機能で、特に目新しさはないですね。「ドライバーの運転意図と協調した操舵制御」というのがどういうものか分からないですが、セールスポイントにはならないでしょう。

国産のラグジュアリーセダンがようやくフルモデルチェンジを遂げ、Mercedes-Benz S-Class、BMW 7seriesなどにようやく対抗できる準備ができました。北米・欧州市場でどれだけ受け入れられるのか期待しています。本気で立ち向かうならプラグインハイブリッドは必須だと思いますので、プラグインモデルもできるだけ早く発売してほしいところですね。

Volkswagen Sedric

sedric.jpg

Responseより画像引用)

ステアリングやアクセルペダルなど、運転装置が何もない自動運転(レベル4以上)のコンセプトカーです。見た目は非常にフレンドリーな印象で、ラグジュアリー感よりも可愛さを重視したインテリア、エクステリアとなっています。

Audi Q8 Concept

q8.jpg

Responseより画像引用)

AUTOCAR JAPANによると、Audi Q8は48Vシステムを搭載するようです。おそらく、Audi SQ7(日本未導入)と同じシステムと考えられます。Q8はQ7と同等サイズとのことですが、SQ7とどう棲み分けられるのでしょうか。

Infinity Q50

q50.jpg

CarWatchより画像引用)

セレナに搭載されたプロパイロットがInfinity Q50にも搭載されるようです。このクラスの車で単眼カメラのみのADASシステムはMercedes(デュアルカメラ+ミリ波レーダ)やBMWと比べると、性能的に見劣りします。特に、単眼カメラのみのシステムの場合、雨の日はシステムが動作しない可能性が高いです。動作不良となった場合、Infinityのブランドイメージを大きく悪くすると思うのですが…。日産はなぜこの単眼カメラのシステムにここまで自信を持てるのか、はっきり言って謎です。

スバルXV

xv.png

CarWatchより画像引用)

新型インプレッサのリアデザインと同じで、初代XVと比べるとデザインが非常に引き締まった印象です。標準装備のステレオカメラに加えて、「ルームミラー一体型の単眼カメラ」を搭載しているようです。これにより、ハイビームアシスト機能が追加されます。ステレオカメラ+単眼カメラというシステムは完全に無駄ですが、これ以上ステレオカメラに仕事をさせるのは開発リソース的に厳しかったのでしょう。単眼カメラはToyota Safety Sense Cにも採用されているContinental製でしょうか。デンソーや日立AMSの可能性もありますね。チップはやはりMobileyeでしょうかね。

まとめ

 今日時点で発表されている車種をまとめました。国産ホットハッチのシビックタイプR、久しぶりのフルモデルチェンジのLC500h、新型XVで北米市場でさらに販売拡大を狙うスバル、国産メーカの飛躍に期待しましょう。

メータとヘッドアップディスプレイの関係

ジュネーブモーターショー2017でCitroenが「C-Aircrossコンセプト」「SpaceTourer 4×4 Eコンセプト」などを公開しました。個人的に気になったのは「C-Aircrossコンセプト」のコックピットです。これが非常に合理的で、将来のコックピットのあるべき姿に近いのではないかと思いました。

06.jpg

CarWatchより引用)

この車にはヘッドアップディスプレイ(HUD)とナビと思われるデバイスはありますが、メータが見当たりません。これは今後のCitroenにはメータの代わりにHUDを用い、現状のコックピットを更に進化させていくという意志表示ではないかと推測します。HUDにAR方式ではなく、あえてコンバイナー式を使っているのは、AR方式だと写真では伝わりにくいからでしょう(あくまでもコンバイナー式はメディア用)。

現在、自動車メーカ各社で採用されているHUDにはメータ(速度、各種インジケータ等)やナビ(進行方向、ナビ案内等)の情報が表示されます。HUDを装備してもドライバーに伝わる情報量は増えておらず、別にHUDは無くてもいいのですが、逆に言えば、メータやナビの情報を全てHUDに表示できればメータは必要ない、とも言えます。しかし、これを実現するには現状のHUDの解像度ではまだまだ不十分で、仕方なくメータとHUDの両方を併用しているというわけです。

今後のメータがHUDに置き換わる可能性がCitroenによって示唆されました。国内ではメータは日本精機や矢崎総業デンソーが主なサプライヤですが、これらの会社は全てHUDのサプライヤでもあります。ですので、メータがなくなっても、HUDが残れば事業へのダメージは少ないでしょう。

さらに将来、自動運転レベル5(NHTSA/SAE定義)時代を考えると、メータ/HUDの両方がなくなる可能性もあります。メータやHUDは広い括りでは、ドライバーと車の対話のためのデバイスとも言え、自動運転車の商品性を担う部品になっていくことでしょう。映像、音声、HMIをいかにうまく使いこなすかが今後の生き残りのポイントになる気がします。