普通の人間が普通のことを書くブログ

日記、自動車関係、カーシェアリングを中心に思ったことをつらつらと書きます。

【AudiのVRイベント】アウディウォーキングVRエクスペリエンスに行った感想

2017/3/4~3/5に開催されたアウディのVRイベント@神戸三田プレミアムアウトレットに参加してきました。VR試乗というと何だかものすごく先進的な気もしますが、実はクライスラーが2014年に既に実現していて、知っている人からすればそれほどの目新しさはありません。また、2016年にメルセデスベンツもVR試乗イベントを始めているようです。

クライスラー、Oculus Riftで製造中の車内体験プロモ(Gizmodo)

クルマを置かないVRショール―ム…代官山蔦屋書店のメルセデス・ベンツ日本に行ってきた(Response.jp)

内容

休日の郊外のアウトレットでの開催ということもあり、約2時間半待ち(整理券配布)でした。一人あたり8分程度の試乗ということなので、約20人待ちということになります。

試乗

試乗プログラムは何種類かあるようです。しかし、なぜか自分には選ぶ権利はなかったようで、ディーラーの人が勝手に決めてしまいました。「じゃあ、Audi R8いってみましょうか!」と言った感じ。「どのプログラムがいいですか?」とかは聞かないの?と思いましたが、まあいいです。

椅子に座り、早速VRゴーグル(HTC Vive)を付けます。意外とつけ心地は悪くないですが、PS VRよりも没入感はないですね。周辺360度自由に見れるのは良いですが、ケーブルのせいで首がうまく動かせない(ケーブルが絡まる)のはマイナス。映像伝送も無線でやってくれれば邪魔なケーブルから開放されるのでしょうが、まだまだ先の話ですかね。。椅子は普通の革張りの椅子でした。実際の車のシートにするほうがリアリティがあると思うのですが…

椅子に座ると、運転席から見た映像に切り替わり、自分の目の前にステアリングが写ってきます。コックピット周辺の映像は非常にリアルで、実際に車に乗っていると少し錯覚してしまうほどです。特に車高の低さはかなり実物に近いんだろうなと思います(実際にR8に乗ったことはないので想像ですが)。顔を動かせばステアリングの向こう側(メータ)、足元、助手席、後部座席(R8にはないけど)なども自由に観ることができます。これは正直感動しました。

映像が切り替わると(ディーラー担当者が手動で切り替えています)、外から車の周辺を自由に観ることができます。立ち上がれば車を見下ろす景色が、しゃがめばブレーキキャリパーやディスクローターまで観ることができます。

再び運転席に映像が切り替わります。いよいよ車が走り出すのか?と思いきや、周辺の景色が色々切り替えられ、「青空が綺麗ですよねー」「これはサーキットですかね?」など、どうでもいいディーラーの解説が続きます。結局、車が走り出すことはなく、これでVR試乗は終了となってしまいました。

良かったこと

・運転席から見た景色は非常にリアル。更に作り込めば、単体でコンテンツとして売れるかもしれない。

→ F1などの映像をリアルタイムでVRで見られるようになったら、レース人気も復活するか?

まだまだ改善が必要なこと

・まだまだVR映像の解像度が足りない。HTC Viveの解像度は2160x1200(片目で1080x1200)ですが、この倍の4Kは必要だと思います。

・コンテンツが中途半端。Audi R8というスーパーカーなのに走行中の映像がない。

・本物の試乗には程遠い。理由はシートが普通の椅子だったこと、音声がなく映像のみだったことなど。

総合的に見れば…

今の技術をうまく活用できており、コンテンツもまずまずだったと思います。メルセデス・ベンツのVR試乗も過去に見ましたが、Audiの方がよくできています。ベンツは、走行中の車を俯瞰する視点という謎の映像で、これじゃ液晶画面で観るのと大して変わらねーじゃねーかと…これは時間の無駄でした。

今のディーラー業態はいつまで続く?

ボルボAmazonで車を販売、日産がAmazonプライム会員向けに新型ノートの宅配試乗をするなどディーラーも少しずつ変わろうとしてきています。現在のVR試乗は「流行り物に乗ってみた」というレベルですが、これをディーラーの売上に直接的に結びつけられる方法は、やはりネット通販しかないように思います。ディーラーに来てもらうことが販売のスタート地点である現状をVR試乗が変えていくのか、今後もウォッチしていきたいと思います。